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これまで、Interactive Brokers証券とFirstrade証券で口座開設してきましたが、ほかの証券会社も欲しくなりました。Wallstreetbets騒動の中で取引制限を行わなかった会社が良かったのですが、日本在住の場合には開設不能なところばかりだったので、少しは独立性のあるFutu証券(富途證券)にしました。
開設は非常に簡単でしたが、URLがなんだか似たようなものがたくさんあって怖いです。開設できたものがホンモノだとは思いますが、途中何か挟まっていないか、実のところ分からないです。
Futu
YoutubeやTwitterで最近よく話題になる香港ベースの証券会社です。ニューヨーク証券取引所に上場しています。独立系ですが、中国のテンセントの資本がかなり入っている会社です。(ティッカー:FUTU)
他に中国系の証券会社でTiger Broker(老虎證券:UP Fintech)というところも上場しています。(ティッカー:TIGR)Tigerはシャオミ(小米)その他の支援を受けているようです。
FUTUは自力でアメリカ市場に上陸しましたが、TIGERはアメリカのクリアリング免許を持つ証券会社Marscoを買収してアメリカに本格的に進出しました。FUTUはクリアリング免許を自分で撮るという話でしたが、それまではInteractive Brokersに中継してもらっていたようです。今、どうなっているのかは知りませんが、Wallstreetbets騒動の際にはInteractive Brokersに追随していたので、違う証券会社を開きたいという用途にはちょっとあれかもしれません。
Futuアプリ
ちょっと触ってみて、使いやすく情報も取りやすかったので、非常にいい感じです。Interactive BrokresやFirstradeもこれくらい良ければいいのに・・・。
Futu口座開設
Firstradeよりも簡単です。
英語版アプリのMoomooからリンクしている、Moomoo.comを起点に開いていくのが良いでしょう。

まず、Sign upでアカウントを作成します。その後、Open Accountを行います。その際に、アメリカ、中国、その他、という3つから地域を選択します。日本在住者はFutuでのアカウント開設ができますが、ほかの国はわかりません。
Futuの手数料
別の記事に書いたように、Futu(Tigerもです)は、アメリカ在住者はアメリカの株式・ETF・オプションの取引がコミッションフリー(証券会社の手数料無料)ですが、アメリカ非居住者は2ドル以上かかりますので、結構割高です。(それでも、楽天証券やSBI証券と比べるとかなり安いです)
他の無料系のWebull・SOFI、その他かなり探しましたが、アメリカ非居住者でも無料取引ができる口座を開けるのは、Firstradeだけのようです。(2021年2月時点)ほかの、E*TradeやTD Ameritradeを代表とするアメリカ証券会社は口座閉鎖を余儀なくされる場合もあるようなので要注意です。
Open Account
パスポートの写真のあるページの写真、在住地の証明になるもの(公的書類や公共料金の支払い明細)を送るだけです。
私の場合、公共料金の支払い明細として、楽天モバイルのウェブ明細書を使いました。Futuに送るのは画像ファイルでなくてはいけなかったので、元のPDFファイルを開いた画面のスクリーンショットを切って提出しました。
なお、登録した住所が書かれている書類以外は受け付けられないので、楽天モバイルの場合、Unlimitの契約は住所が表示されていなくて使えず、楽天MVNO(もうすぐ終わるほう)を使いました。
送信から24時間以内にはアカウント開設できました。
アメリカ・香港・中国市場の取引リクエスト
Futuを開くメリットは、アプリが使いやすいことだけではなく、中国市場の株式を手数料負担を安く購入できることです。
アプリを起動して、中国株式の画面を開き、左下のボタンを押すと取引権限のリクエストができました。
入金
入金がちょっと面倒ですが、アメリカの銀行口座を持っていればACHで一発です。簡単でした。
持っていない場合、入金手数料がかかるのでかなり不利になります。
手数料
ウェブサイトが検索不能で非常に面倒です。

Margin Rate
Type | Rates |
---|---|
Long Margin for U.S. stocks | 4.8%* |
Long Margin for Hong Kong stocks | 6.8%* |
Long Margin for China A-shares | 8.8%* |
Short Margin | Depends on the stocks, please see details in the App and refer to the daily statement. |
Service Fees
Type | Fees |
---|---|
ACH Transfer | $0 |
ACH Returned Funding | $9 ($0 during promotion) |
Domestic Wire – Incoming | Initial Wire: free; Wire over $25,000: free; Others: $8 ($0 during promotion) |
Domestic Wire – Outgoing | $25 |
International Wire – Incoming | Initial Wire: free; Wire over $25,000: free; Others: $25 ($0 during promotion) |
International Wire – Outgoing | $45 |
Stock Transfer – Incoming | $0 |
Stock Transfer – Outgoing | $75 / Stock |
Mail paper statement | $3 |
Assisted Phone Trades | $10 |
アメリカの銀行間ACHなら無料ですが、振込(WIRE)だと今は無料ですが、今後注意が必要です。入金は今は無料ですが、出金は45ドルかかります。
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